「前置詞」が苦手な日本人へ|デイビッド・セイン直伝、ネイティブ感覚の使い方

英語を話すときに、前置詞で迷ってしまう…

みなさん、こんな経験はありませんか?

たとえば、

  • “Lights on the ceiling” と “Lights in the ceiling”、どちらが正しい?
  • “Go for a drive” と “Go to a drive”、どう違うの?

一見すると小さな違いですが、会話の自然さや伝わりやすさに大きく影響します。
そして、この“前置詞問題”は日本人が英語を学ぶときに必ず直面する壁のひとつです。

今回ご紹介するのは、そんな悩みを解決してくれるセイン先生の学び。
前置詞の正しい使い方を ネイティブ感覚で理解する方法 を解説してくれています。

ぜひ、最後までご覧ください!✨

目次

前置詞は「訳語」ではなく「イメージ」でとらえる

学校で習ったとき、
前置詞は「〜の上に=on」「〜へ=to」といった単語ごとの日本語訳で覚えた人も多いと思います。

しかし、実際の英会話ではそれだけでは不十分です。

ネイティブの感覚:on のイメージ

ネイティブにとって on は「表面に接している・くっついている」感覚です。
必ずしも「上にある」だけを意味するわけではありません。

  • The book is on the table. (本がテーブルの上にある。)
     →本がテーブルの上に置かれていて、表面に接しているイメージ。
  • There is a picture on the wall. (壁に絵がかかっている。)
     →絵が「壁の表面」にかかっているイメージ。
  • He is on the phone. (彼はいま電話中だ。)
     →電話機の「上に」ではなく、電話回線に接しているイメージから。

ネイティブの感覚:in のイメージ

一方で in は「内部にすっぽり入っている」感覚。
枠の中に収まる、容器に包まれているようなイメージです。

  • The toy is in the box. (おもちゃが箱の中に入っている。)
     →箱の内部に完全に入っているイメージ。
  • She is in the car. (彼女は車の中にいる。)
     →車という「囲まれた空間」に入っているイメージ。
  • I live in Tokyo. (私は東京に住んでいる。)
     →都市という「エリアの内側」に存在している感覚。

例文で比べてみよう!

  • “Lights on the ceiling” (ライトが壁に付いている)
     → 正しい。ライトが天井の表面に「くっついて」いるイメージ。
  • “Lights in the ceiling”
     → 埋め込み式の照明ならアリ。天井の「内部」にライトが収まっているニュアンスになる。

つまり、
on と in の違いは 「表面に接しているのか」「内部に包まれているのか」 というイメージの差にあります。

こうすると、訳語に頼らずに「絵としての感覚」で理解できるようになります。

ネイティブの感覚:for のイメージ

ネイティブにとって for は「〜のために」「目的のために行う」という感覚です。
単にどこへ行くかではなく、その行動の目的や意図に焦点があります。

  • I went to the park for a walk.(散歩をするために公園に行った)
     → 「散歩をすること」が目的で、公園へ行ったイメージ。
  • She went to the store for some milk.(牛乳を買うためにお店に行った)
     → 牛乳を買うことが目的でお店へ。
  • Let’s go for a drive.(ドライブに行こう)
     → ドライブを楽しむことが目的で出かける。

ネイティブの感覚:to のイメージ

一方、to は「〜へ」「〜に向かって」という方向・到達点を表す感覚です。
目的ではなく、到達する場所や方向に焦点があります。

  • I went to the park.(公園へ行った)
     → 到着することに焦点があり、目的は含まれない場合もある。
  • She sent a letter to her friend. (彼女は友達に手紙を送った)
     → 「友達」という到達点に手紙が届くイメージ。

例文で比べてみよう

  • “Go for a drive” (ドライブに行く。)
     → ドライブを楽しむことが目的。for を使うのが自然。
  • “Go to Tokyo” (東京に行く。)
     → 東京という目的地・方向に向かう。到達点を示すので to を使う。
セイン先生

つまり、
前置詞は「訳語」で覚えるのではなく、
場面やイメージで覚えるべきなんです

この考え方を知るだけでも、ぐっと理解が進みませんか?

ネイティブはどうやって前置詞を身につけている?

ネイティブの子どもたちは、前置詞を文法として暗記することはありません
日常生活の中で繰り返し耳にし、実際に使いながら、自然と感覚的に身につけています。

一方、日本人学習者は「試験対策のために訳語で覚える」傾向が強いため、
実際に会話で使おうとすると迷ってしまいます。

その結果、こんな問題が起きがちです。

  • 正しい単語を使っても、前置詞が間違っていて意味が伝わらない
  • 単語は知っているのに、自然な英文が作れない
  • 会話のテンポについていけず、自信をなくしてしまう

前置詞は「細かい単語」ではありますが、英会話の土台を支える存在だと言えます。

セイン先生

前置詞は「細かい単語」ではありますが、
英会話の土台を支える存在だと言えます。

全部覚えなくてもOK!まずは10個に絞ろう

英語にはおよそ 78種類 の前置詞が存在すると言われています。
ただし、そのすべてを覚える必要はありません。

ネイティブの日常会話で頻出するのはごく一部。
セイン先生も「全部暗記する必要はなく、まずはよく使うものに絞るべき」と強調しています。

まずは「コア前置詞」10個から

前置詞学習の第一歩としておすすめなのが、ネイティブが日常で必ず使う 10個のコア前置詞 をマスターすることです。

👉 at, into, from, of, on, by, with など。

これらを理解するだけで、日常会話での大半の表現がカバーできます。

例文でチェック!

  • Let’s meet at the station.(駅で会いましょう)
  • She walked into the room.(彼女は部屋に入った)
  • This gift is from my friend.(これは友達からのプレゼントです)
  • The cover of the book is red.(その本の表紙は赤い)
  • The picture is on the wall.(絵が壁にかかっている)
  • This song was written by him.(この曲は彼によって書かれた)
  • I went to the park with my brother.(兄と一緒に公園へ行った)

前置詞一つでニュアンスが変わることがよく分かりますね。

日本人が特につまずきやすい前置詞の違い

学習者がよく混乱する前置詞のペアを、ここで少し整理しておきましょう。

  • in vs on
     in は「中に含まれる」イメージ、on は「表面に接している」イメージ。
     例:in the box(箱の中)/on the box(箱の上)
  • to vs for
     to は「方向・到達点」、for は「目的・理由」。
     例:Go to Tokyo(東京へ行く)/Go for a walk(散歩に行く)
  • at vs in
     at は「点」、in は「範囲」。
     例:at the bus stop(バス停で)/in the city(市内で)

こうした違いを意識するだけでも、表現の幅が広がります。

もっと知りたい方はセイン先生の本をチェック!

今回ご紹介した内容は、セイン先生の新刊『英語ネイティブが使うのはたった10前置詞!』からのエッセンスです。
この本には、前置詞をネイティブ感覚で理解できるようになるための具体例やイラストが豊富に収録されています。

  • 「日本語訳に頼らず、イメージで理解する方法」
  • 「前置詞どうしの微妙な違い」
  • 「日常会話ですぐに使える例文」

などがぎっしり詰まっており、英語を話すときの自信につながる一冊です。

もし前置詞で悩んでいるなら、この本を手に取ってみてください。
「なるほど、こういうことだったのか!」という発見がきっとありますよ😊

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この記事を書いた人

AIパスポート事務局スタッフです。
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